[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2023/02/01
抄訳記事公開日:
2023/03/16

NSFが米印間のプロジェクト資金提供プロセスを合理化する協定に調印

NSF signs U.S.-India implementation arrangement to streamline the process of funding projects between the two nations

本文:

(2023年2月1日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、NSFとインド政府は、米国とインドの科学者や技術者による研究プロジェクトの選定と資金提供プロセスを合理化するための実施協定に署名した。昨日、「重要技術・新興技術に関する米印イニシアチブ(U.S.-India Initiative on Critical and Emerging Technologies)」の会合の一環として署名式が大統領府で行われ、駐米インド大使及びNSF関係者が出席した。 米国とインドでは、産業界とアカデミア双方が発見と技術開発の進展に注力しており、両国間のコラボレーションやアイデア、リソース、ベストプラクティスの共有を通じて偉大な業績が成し遂げられることが証明されている。本協定のもとで行われる支援は幅広く、コンピュータ科学・工学、地球科学、数学・物理科学、エンジニアリング、新興技術分野における戦略的優先事項や研究者の関心に機敏に対応することができる。

過去5年間、NSFはインド全土の科学者、技術者、教育者との共同研究活動に1億4,600万ドル以上を投資してきた。これらのパートナーシップは、世界に利益をもたらすイノベーションを変革し、リードする新たな経済的機会や発見を支援している。また、昨年8月、NSFは、米国内の大学の研究者とインドのテクノロジー・イノベーション・ハブ(Technology Innovation Hubs)の科学者や技術者を連携させる35のプロジェクトを採択した。これらの米印共同研究プロジェクトを通じて両国の研究者がそれぞれの専門知識を提供し、社会的・経済的な相互利益に向けた新技術、ツール、システムの開発の加速を目指している。

[DW編集局]