[本文]
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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)、ドイツ連邦財務省(BMF)
- 元記事公開日:
- 2023/02/02
- 抄訳記事公開日:
- 2023/03/24
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ディープテック分野の将来技術に10億ユーロを助成
Eine Milliarde für Zukunftstechnologien im Deep-Tech-Bereich
- 本文:
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(2023年2月2日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)およびドイツ連邦財務省(BMF)の標記発表の概要は以下のとおり)
連邦政府は、技術拠点とベンチャーキャピタルの資金提供拡大するため、追加の資金提供を行う。これらは、成長資本として機能するものである。BMWKと BMFは、これを目的として「ディープテック・気候基金(DeepTech & Climate Fund:DTCF)」を設立した。DTCFは、将来技術を持つ企業の成長に投資する新たな基金で、今後数年間で最大10億ユーロを投資する。資金は、連邦政府の未来基金と欧州復興プログラム(ERP)の特別基金から拠出される。
ハーベック(Robert Habeck)BMWK大臣は、次のように述べた:「スタートアップは、ドイツ経済の長期的な競争力と気候に優しい変革を実現するための中心的な要素である。DTCFの立ち上げにより、我々は連邦政府が決定したスタートアップ戦略の重要な部分を実行する。この基金は、革新的な気候にやさしい技術に資金を提供することにより、イノベーション拠点としてのドイツを強化し、独立して成功しているテクノロジー企業の発展を支援するものである。このようにして、ドイツのディープテック企業に長期的な展望を提供している」。
リントナー(Christian Lindner)BMF大臣は、次のように説明した:「新たなビジネスモデルは、経済成長と将来の繁栄の前提条件である。DTCFをドイツの新たなグローバルマーケットリーダーとしての地位を固めるための、アンカー投資家として確立したいと考えている」。
2月1日付で、シュレイ(Dr. Elisabeth Schrey)氏がDTCFの経営陣に加わり、共同マネージングディレクターであるファウペル(Tobias Faupel)氏と共に、投資を実行していく。
DTCFは、資金提供により、将来のテクノロジー・チャンピオンが、テクノロジーをベースにした中小企業へと発展していくよう支援する。この基金は、ディープテックと気候テックの分野において、資本集約的な成長段階にある企業と、確実なビジネスモデルを持つ企業に焦点を当てる。
DTCFは、機関投資家やファミリービジネスの共同投資家およびパートナーとして、テクノロジー企業がドイツで長期的な成長見通しが持てるよう保証する。
[DW編集局]