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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 環境・食糧・農村地域省(Defra)
- 元記事公開日:
- 2023/02/21
- 抄訳記事公開日:
- 2023/04/03
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農業生産性向上のための政府資金提供の強化
- 本文:
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(2023年2月21日付、環境・食糧・農林省(Defra)の標記発表の概要は以下のとおり)
今年、イノベーションの推進、食糧生産の支援、動物の健康と福祉の改善、および環境の保護を目的として、1億6,800万ポンド強の助成金が農家に提供される予定である。
これらには、収穫をサポートするロボット技術、乳牛の跛行を防ぐのに役立つ操作機器や牛用マットレス、土壌中の栄養素レベルを測定するトラクター・センサー、(肥料の使用を最小化し、水・大気の汚染を減らすことを目指す農家の取り組みを促進する)スラリー貯蔵の改善などが含まれる。
この助成金は、農業イノベーション・プログラム(FIP)と農業投資基金(FIF)を通じて提供され、野生生物のための生け垣の管理、蜜が豊富な野生の花の植え付け、殺虫剤を使用しない害虫管理など、様々な活動に対して農家を資金支援する、「環境土地管理制度(Environmental Land Management schemes)」と並ぶものである。
毎年、牛の跛行などの病気により、何千頭もの家畜が失われ、生産性が低下し、農場の排出量が増加している。今回、獣医による家畜の健康と福祉の年次検査および検査後の農家による改善実施を支援するための資金が、「Animal Health and Welfare Pathway」を通じて新たに発表された。
これらの制度や助成金を組み合せることで、長期的に持続可能な食料生産を実現し、環境改善計画(Environmental Improvement Plan)で定められたように、農家が自然の衰退を食い止め、逆転させることを支援することができる。
[DW編集局]