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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2023/03/17
- 抄訳記事公開日:
- 2023/04/14
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DOE、4つのバイオエネルギー研究センターに5億9,000万ドルを拠出
- 本文:
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(2023年3月17日付、エネルギー省(DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)
DOEは本日、既存の4つのバイオエネルギー研究センター(Bioenergy Research Centers:BRCs)の継続に5億9000万ドルを拠出すると発表した。この資金は、温室効果ガスの排出削減、エネルギー安全保障、地方の経済活性化に極めて重要な、国産のバイオマス材料から持続可能で費用対効果の高い次世代バイオ製品・バイオエネルギーを得るための同省の研究を支援するものである。BRCsはクリーンエネルギー源の多様化を進め、2050年までのネットゼロ経済達成というバイデン大統領の目標実現を確実なものとする、バイオテクノロジーにおける画期的な科学的貢献と振興を行ってきた。
[編集局注:DOEによるBRCプログラムは2007年に開始され、より持続可能な農業実践の研究やエネルギー資源作物から様々な製品を生産するための微生物プロセスの開発など、バイオエネルギー分野における基礎科学のイノベーションを主導してきた。今回支援継続が決定した4研究センターは2017年に同プログラムで採択されて活動を展開していた。]
BRCsの各センターはバイオベースの経済を支える科学を支援しており、強力な国内バイオエネルギー産業を構築する上での障壁を取り除くことをねらいとしている:
・ウィスコンシン大学マディソン校がミシガン州立大学と共同で運営する五大湖バイオエネルギー研究センター(Great Lakes Bioenergy Research Center)
・DOEオークリッジ国立研究所が運営するバイオエネルギー・イノベーションセンター(Center for Bioenergy Innovation)
・DOEローレンス・バークレー国立研究所が運営する共同バイオエネルギー研究所(Joint BioEnergy Institute)
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の先端バイオエネルギー・バイオ製品イノベーションセンター(Center for Advanced Bioenergy and Bioproducts Innovation)これらBRCsの継続は、過去5年間の業績についての外部のピアレビュー委員による審査を経て決定された。各センターに対する最初の資金提供は、2023会計年度分の合計1億1,000万ドルで、その後4年間は年間最大1億2,000万ドルが見込まれている。
[DW編集局]