[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国航空宇宙局(NASA)
元記事公開日:
2023/03/17
抄訳記事公開日:
2023/04/17

NASA、研究・技術開発支援助成金の採択を発表

NASA Awards Grants to Support Research, Technology Development

本文:

(2023年3月17日付、アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration:NASAの標記発表の概要は以下のとおり)

NASAは、EPSCoR(Established Program to Stimulate Competitive Research、競争研究を刺激する確立されたプログラム)助成金の採択者を発表し、科学技術研究を支援するために3年間で15の機関に合計1,080万ドル以上を提供することを明らかにした。これは、環境変化についての理解や、アルテミス計画による月面長期探査の推進など、NASAの優先事項に沿ったものである。本プログラムは、フロリダ州のケネディ宇宙センターを拠点に、25の州と3つの準州(グアム、米領バージン諸島、プエルトリコ)を対象区域としている。

NASAは、そのメリットとNASAのミッションとの整合性に基づいてプロジェクトを選定した。受賞者は、深宇宙探査、宇宙での持続可能な製造、地球に住む人々にも利益をもたらす技術や科学の進歩など、優先度の高いさまざまな研究ニーズに焦点を当てている。

助成対象には、オクラホマ州立大学(月面に直接ソーラーパネルを設置するための簡便な方法の開発)、ワイオミング大学(地球規模の気候変化が米国西部地域での水の利用可能性に与える影響についての研究)、サウスダコタ鉱山技術学校(既存のリチウムイオン電池よりも優れた新たなリチウム硫黄電池技術の開発)などが含まれる。

本プログラムには、各対象区域で年に一つの応募を提出することができ、全国の大学や学校が応募した。各プロジェクトの3年間の履行期間には、費用の50%を負担するという要件が伴う。この助成金は、NASAのミッションに不可欠な分野の研究開発を支援するだけでなく、資金提供を受ける区域の高等教育の全体的な研究インフラ・科学・技術の能力向上と経済発展にも貢献するものである。

[編集局注:計15の助成対象およびその助成額は、元記事に掲載がある。]

[DW編集局]