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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2023/03/21
- 抄訳記事公開日:
- 2023/04/19
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BMBF大臣が台湾を訪問
- 本文:
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(2023年 3月21日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)
ドイツのベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)連邦教育研究大臣は、3月20日から23日にかけて台湾を訪問した。目的は科学、研究、教育における台湾との協力関係を強化、拡大することである。
台湾はハイテク拠点であり、特に半導体の開発と生産で世界をリードしている。今回の訪問では、以下の分野での協力について協議する。
1)ドイツとヨーロッパのマイクロチップ・エコシステムの拡大を加速するための半導体研究と専門能力の開発
2)グリーン水素の先進工業国としての産業利用とグローバル・サプライチェーン構築の共同推進
3)バッテリーに関する現在の協力関係のさらなる拡大今回の訪問中、担当大臣である国家科学技術評議会のツン・ツォン・ウ(Tsung-Tsong Wu)大臣、ウェン=チェング・パン(Wen-Chung Pan)教育大臣およびオードリー・タン(Audrey Tang)デジタル大臣と会談。競争が激化する環境において、国際的に魅力的なパートナーとの重要な研究政策協力の拡大を確認。
さらに、北京語の言語研究と能力開発における協力の拡大についても協議した。BMBFは、ドイツにおける中国語能力の開発強化をにらみ、対中戦略の一環で言語研究の能力開発などを推進している。
またBMBF大臣は、台湾の科学システムと教育制度についても学ぶため、国立台湾大学と台北の職業訓練学校も訪問した。
今回の訪問は、欧州連合と連邦政府の既存の「1つの中国」政策の枠組みの中で実施されるものであり、世界的な科学協力において志を同じくする国々との国際パートナーシップを多様化させる取り組みの一環である。台湾は教育、研究、デジタル政策などにおいて、重要かつ信頼できるパートナーである。
[DW編集局]