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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 人民網
- 元記事公開日:
- 2023/02/24
- 抄訳記事公開日:
- 2023/04/27
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科学技術部:人工知能(AI)を戦略的新興産業として、強力な支援を継続
- 本文:
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(2023年2月24日付、中国人民網の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術部の陳家昌ハイテク局局長は、2月24日、国務院が開催した「イノベーション駆動型の発展戦略による科学技術強国建設の加速」をテーマとする記者会見で、以下のように述べた。
科学技術部は、AIを戦略的新興産業、新たな成長エンジンとして、引き続き強力に支援していく。具体的には、オープンで協調的なAIイノベーション体系の構築、基礎理論研究と重要技術におけるブレークスルーの加速、AIと経済・社会との深い融合、主要な応用シナリオにおける技術向上、市場の開拓、AIの安全で制御可能なガバナンス体系の確立を推進するため、AIのオープンな協力をあらゆる方面で推進する。
AIは社会、経済の発展に対して浸透的、拡散的、破壊的に作用する。特に科学研究においては、AIは生物科学、材料科学、エネルギー科学のいくつかの研究分野において新たな手法やアプローチを提供しており、科学研究のパラダイムシフトをリードしている。
同時に、インターネット、ビッグデータ、スーパーコンピューティング、インテリジェントコンピューティング、脳と認知関連技術に牽引され、AIの分野は急速に発展し、グループブレークスルーの傾向が強まり、特に、「インテリジェント+」のパラダイムは、製造、交通、医療などの分野において広く応用されている。一部の自動化工場では、工程が高度に自動化、スマート化され、エネルギー効率が大きく向上している。医療分野においては、3,000以上の一般的な病気をカバーするAI支援診療システムが、27,000以上の末端医療機関で利用され、AIの浸透性が極めて大きいことを示している。
中国政府はAIを重視し、2017年に「次世代AI発展計画」を策定した。この計画の下、当部はAI計画推進弁公室、戦略諮問委員会及びAIガバナンス専門委員会を設立し、「次世代AIガバナンス原則」と「倫理規定」を制定し、AI重大科学技術プロジェクトを開始した。さらに、「基盤ソフトウェアとハードウェア」を主体とし、「基礎理論」と「革新的応用」を両翼とする「一体両翼」の研究開発体制を確立した。また、18の国家イノベーション開発モデル地区を建設し、地域の特性を生かした応用シナリオの開発を奨励している。進捗状況としては、国内の学者らは「神経形態学的完全性」理論を提唱し、異種融合脳型チップを開発している。同時に国内の研究開発機関は、中国語のマルチモーダル事前訓練モデル、画像・文章・音声のモーダルモデルを開発し、国際的先進レベルに達している。
[DW編集局]