[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/04/26
抄訳記事公開日:
2023/05/02

連邦政府、量子技術のアクションプランを閣議決定

Stark-Watzinger: Deutschland in den Quantentechnologien einen Platz an der Weltspitze sichern

本文:

(2023年4月26日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)

連邦政府は4月26日、量子技術に関する新たなアクションプランを閣議決定した。将来の量子技術に対し、計30億ユーロが投資される予定である。

アクションプランを主導したBMBFのベッティーナ・シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)大臣は、次のようにコメントした。「量子技術は、わが国の社会と経済にとって大きな可能性を秘めた重要な技術である。考えられる用途は、新薬成分のシミュレーションから盗聴防止通信まで、多岐にわたっている。新しいアクションプランにより量子技術の最前線でのドイツの地位と技術主権を確保したい。アクションプランは、共通の政治的な策定枠組みを形成し、量子技術の応用、的を絞った方法での技術開発を推進すること、さらに強力なエコシステムのための優れた枠組み条件を作り出すことの3つの行動分野に焦点を当てている」

今回のアクションプランは、2023年から26年までの量子技術に関する連邦政府の戦略的な活動の枠組みで、連邦政府が21億8,000万ユーロを、科学機関が8億5,000万ユーロを、それぞれ拠出している。

部門にまたがったこのプランは、❶ドイツが国際競争において、自己決定の際の助けとなるアプリケーション対応製品の開発を扱うこと、❷目標に合わせた技術開発に焦点を当てること、そして❸強力なエコシステムの促進に重点を置くこと――以上の3分野より成り立っている。

[DW編集局]