[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/04/17
抄訳記事公開日:
2023/05/09

BMBF大臣:研究室段階から大規模段階への研究移行を強力に推進

Stark-Watzinger: Wir stärken den Transfer aus der Forschung an Großgeräten

本文:

(2023年 4月17日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおり)

ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は4月17日、アクションプラン「宇宙と物質の探査、移行“ErUM-Transfer”」を発表した。大型の機器を使って宇宙や物質を研究するために開発した方法や技術を、民間企業で応用しやすくする目的がある。

BMBF大臣は「あらゆる人々に役立つ画期的なイノベーションとしては、ワールド・ワイド・ウエブ、セラミック・コンロ、Wifiなどの例があるが、これらはいまだに発展途上だ。今回のアクションプランにより、研究と産業界の連携を早期に進め、結果をよりよく活用するためのインセンティブを提供し、スタートアップ資金で、スピンオフの数を大幅に増やしたい」と話した。

このアクションプランは、大規模段階での基礎科学研究を促進するためのフレーム・ワーク・プログラム「宇宙と物質の探査“ErUM”」の一部である。このプログラムは2017年に開始され、年間15億ユーロを投資。▽BMBFがアイデアを軌道に乗せ、▽科学関係者を巻き込み、▽能力を強化すること――の3つの包括的な目標を持つ。今回のアクションプランにより、基礎研究から公開市場での使用へと進めるための橋渡しをすることを目指す。

[DW編集局]