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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/04/11
- 抄訳記事公開日:
- 2023/05/15
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通信のイノベーション・研究開発への投資
- 本文:
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(2023年4月11日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)
デジタル基盤構造は、成長と繁栄の機会を開き、英国を世界の科学技術の進歩の最前線に立たせるという当省の使命に不可欠である。将来の通信は、最近発表された「科学技術枠組み(Science and Technology Framework)」で特定された5つの重要技術の1つである。そのため、政府は、固定および無線のネットワークの展開と採用を促進し、次世代の接続性に投資する一連の措置を発表した。
■ 新たな「無線基盤構造戦略(Wireless Infrastructure Strategy)」
無線基盤構造戦略は、4G通信可能対象を人口の95%に拡大し、2030年までに英国のすべての人口密集地域に独立作動5Gを提供し、企業および公共部門向けのサービスを可能にする革新的な5Gの普及促進に4,000万ポンドを投資する、という政策枠組みを設定している。また、将来の電気通信における英国の強みを活用・発展させ、英国の将来の接続性需要を満たしながら英国が6Gの開発に影響力を発揮し、利益を得られるようにするための包括的な6G戦略を設定している。
■ 新たな将来の通信ミッションに最大1億ポンドを投資する「6G戦略(6G Strategy)」
政府は、2030年までに科学超大国になるという目標の中で、5大優先技術の1つとして「将来の通信」を定めている。そのため、6G戦略に沿って、英国が将来の電気通信と6G技術の最先端にいることを確実にするべく、最大1億ポンドの初期資金を提供する長期国家ミッションを新たに立ち上げた。
■ 衛星接続のための800万ポンドの資金助成
政府は、最遠隔地にある35,000の施設への衛星接続をさらに加速し、これらの施設が必要に応じて改善されたブロードバンドの利用を可能にするべく、800万ポンドの基金を立ち上げた。
[DW編集局]