[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2023/04/17
抄訳記事公開日:
2023/05/23

「欧州アルゴリズム透明性センター」の開設

DSA enforcement: Commission launches European Centre for Algorithmic Transparency

本文:

(2023年4月17日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州アルゴリズム透明性センター(ECAT)が、スペインのセビリアにある欧州委員会の共同研究センターによって、明日、正式に開設される。

デジタルサービス法(DSA)では、欧州委員会が「超大規模オンラインプラットフォーム(Very Large Online Platforms)」および「超大規模オンライン検索エンジン(Very Large Online Search Engines)」として指定した企業に対して、リスク管理要件を課している。この枠組みの下、指定されたプラットフォームは、そのサービスを通じて違法なコンテンツや偽情報が増幅される仕組みから、表現の自由や報道の自由への影響に至るまで、プラットフォーム上の幅広いシステミックリスクを特定、分析、軽減しなければならない。

ECATは、「超大規模オンラインプラットフォーム」および「超大規模オンライン検索エンジン」で使用されるアルゴリズムシステムが、DSAのリスク管理・軽減・透明性要件に準拠していることを保証するため、技術的・科学的専門能力を欧州委員会に提供する。これには、とりわけ、技術的分析の実行能力とアルゴリズムの評価能力が含まれる。データサイエンティスト、AI専門家、社会科学者、法律専門家からなる学際的なチームが、それぞれの専門能力を結集して機能を評価し、影響を軽減するベストプラクティスを提案することになる。

[DW編集局]