[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/04/27
抄訳記事公開日:
2023/05/25

ESFプラス・プログラム「教育を通じた統合」

ESF Plus-Programm "Integration durch Bildung" (IntBi)

本文:

(2023年4 月27日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

BMBFは、新しいESF(欧州社会基金)プラス・プログラム「教育を通した統合“Integration durch Bildung“(IntiBi)」により、ドイツへの移住歴がある人々の教育機会、特に少女や女性などの教育機会を強化する。実践的な教育を基本とすることで、教育へのアクセス障害を持続的に取り除き、能力強化を可能にする。

■何を助成するのか?

移住歴のある人々の教育機会を増やすためには、教育制度における差別をなくすための学際的で実践的な研究が必要である。したがってESFプラス・プログラム(IntiBi)によって、多様性があり敏感な教育システムを考え、移住の背景を持つ女性などのグループにも効果的で持続的な実践研究をサポートする。

このプログラムは、2つの実践的な研究助成イニシアチブとそれに付随したメタプロジェクトで構成されている。助成イニシアチブa)では、移住の背景を持つ少女と女性の研究と、その教育機会への移転・反映と能力強化に焦点を当て、助成イニシアチブb)では、教育システムにおける多様性を維持するための研究とその移転・反映を目的とする。メタプロジェクトでは、プログラムの結果をまとめ、教育を通じた統合へと結びつける。

このプログラムには、ESFと連邦政府から資金が出される。期限は3年間である。
助成対象となる費用は次の通りである。1)プロジェクトスタッフの費用 2)イベント、通訳・翻訳費用、実用資料の印刷などの契約締結のための費用 3)オープン・アクセス公開と科学通信費用 4)プロジェクト関連の国内旅行費用

■助成対象は?

州および州によって認められた大学、大学以外の研究機関、民間の研究機関、教育機関とスポンサー、財団、科学組織、カウンセリング・センター、地方自治体または地域の教育行政機関、または移住歴のある人々の教育活動に積極的に取り組んでいるその他の組織に、申請する資格がある。

[DW編集局]