[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
商務省(DOC)
元記事公開日:
2023/04/17
抄訳記事公開日:
2023/05/25

DOCがAIの説明責任を確保するために意見募集を開始

NTIA Seeks Public Input to Boost AI Accountability

本文:

(2023年4月17日付、商務省(Department of Commerce:DOC)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、DOCの国家電気通信情報局(National Telecommunications and Information Administration:NTIA)は、人工知能(AI)システムが想定通りに、そして害を及ぼすことなく機能するための取組みを推進するため、「人工知能の説明責任に関する政策への意見募集(Request For Comment:RFC)」を開始した。本RFCを通じて収集された知見は、AI関連のリスクと機会に対する連邦政府の一貫した包括的なアプローチを確保するために、バイデン政権の業務に反映される。

本RFCは、AIシステムが想定通りに機能するという信頼を得るために、AIの監査、評価、認証、その他のメカニズムの開発を支援するための政策について意見を求めるものである。一般的な商品が安全性の保証なしに市場に出回ることがないように、AIシステムもまた、国民、政府、企業に対して、目的に合致していることを保証する必要があるため、以下のようなテーマを含め、どのような政策によってAI説明責任エコシステムを形成すべきかについて知見の提供を求めている:

①AI開発企業や顧客企業は、どのような信頼性と安全性のテストを行うべきか
②監査や評価を実施するためにどのようなデータアクセスが必要か
③規制当局やその他の関係者は、他の形態の説明責任と連動させながら、AIシステムの確実さの保証に向けてどのような動機付けや支援を行うことができるか
④雇用や医療など、産業分野によってどのような異なるアプローチが必要か

[DW編集局+JSTワシントン事務所]