[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/05/10
抄訳記事公開日:
2023/06/01

BMBF大臣、スーパー耐性菌感染症の予防、診断、治療法の開発を推進

Stark-Watzinger: Wir brauchen dringend neue Ansätze zur Vorbeugung, Diagnose und Behandlung von Superkeimen

本文:

(2023年 5月10日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

BMBFは、これまで支援してきた非営利の国際的イニシアチブ「抗生物質耐性菌に対するバイオ医薬品アクセラレータ“Combating Antibiotec-Resistant Bacteria Biophamaceutical Accelarator」(CARB-X)を、さらに4年間支援することを決めた。CARB-Xは、2016年以来、抗生物質耐性菌に対する画期的な治療薬、ワクチン、診断に関する世界的なプロジェクトを支援してきている。

ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツインガー(Betina Stark-Watzinger)BMBF大臣は、次のように述べた。「世界では抗生物質耐性菌が増え続けており、中には、すでに複数の抗生物質に対して耐性を持つものもある。大きな脅威となっているこれらのスーパー耐性菌に対して、予防、診断、治療を行うための新たな取り組みが緊急に必要となっている。2019年以来、BMBFは国際的パートナーシップを持つCARB-Xに3,900万ユーロを支援しているが、今後4年間でさらに、3,900万ユーロをCARB-Xに、そして200万ユーロをCARB-Xアクセラレータに助成する予定である。抗生物質耐性に対する新たな薬剤と革新的な取り組みに関する世界的な研究開発を促進し、将来にわたって細菌感染症の治療で成功を納められるようにしたいと考えている」

CARB-Xは、設立以来、世界中の92のプロジェクトに累計4億米ドルを投資している。

[DW編集局]