[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2023/05/12
抄訳記事公開日:
2023/06/07

ドイツ連邦政府と州政府:Northvolt社のバッテリー・ギガ・ファクトリーを支援

Batterieprojekt von Northvolt in Deutschland macht wichtige Fortschritte – Bundesregierung und Landesregierung planen Unterstützung von Gigafabrik in Heide

本文:

(2023年5月12日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)とシュレスヴィヒ=ホルシュタイン(SH)州の標記発表の概要は以下のとおり)

ドイツ連邦政府とシュレスヴィヒ=ホルシュタイン(SH)州政府は、スウェーデンのNorthvolt社によるハイデのバッテリー・ギガ・ファクトリーの建設を支援する。

国家援助法に基づく、欧州連合(EU)委員会による承認が必要なこの資金により、ドイツ政府は、グローバルな競争が厳しくなる中、ドイツにおけるバッテリー・セルのような主要技術の研究に、直接的なインセンティブを与えたいと考えている。

10億ユーロを自社で負担し、ハイデにおいて3,000人の直接雇用を創出し、周辺の産業およびサービス部門でさらに数千人の雇用を創り出す。

工場立ち上げ後の年間生産量は、60 GWhで、ドイツ製の高品質バッテリー・セルを搭載した電気自動車を約100万台供給する。

既存のIPCEI“Important Projects of Common Europian Interest”プロジェクトに加えて、「一時的な危機と移行の枠組み(TCTF)」に基づくプロジェクトを準備している。計画している国家援助は、TCTFに基づいてEU委員会による承認が必要である。ドイツ政府とEU委員会は1回目の建設的な協議を行っている。EU委員会が資金調達を承認した場合、TCTFはドイツでの初めての適用となる。

ハーベック(Habeck)BMWK大臣は、次のように述べた。「BMWKは、Northvolt社とほぼ1年間交渉してきて、会社および主要なすべての利益関係者との間で、信頼できる対話ができたことにより、プロジェクト実現に重要な次のステップを踏むことができる。EU委員会への必要な通知手続きなど、次のステップの準備中である」

ダニエル・ギュンター(Daniel Günter)SH州首相は、次のように説明した。「Northvolt社の決定は、拠点であるハイデへの力強いコミットメントである。SH州にとって非常に重要なマイルストーンは、今週の地域社会の前向きな決定である」

EU委員会への通知手続きに加えて、現場での次のステップは、最終的な建築許可と工場建設のための準備作業である。すべての関係者は、建築工事を開始し、2026年にハイデからバッテリー・セルの納入が開始できるよう、2023年中に準備作業を完了したいと考えている。

[DW編集局]