（2023年5月12日付、商務省（Department of Commerce：DOC）の標記発表の概要は以下のとおり）

バイデン政権は本日、DOC経済開発局（Economic Development Administration：EDA）を通じて「地域技術・イノベーションハブ（テックハブ、Tech Hubs）」のコンペを開始した。半導体・科学法によって認可された本プログラムは経済・国家安全保障に必要な技術イノベーションを喚起するために様々なセクターが協働するテックハブの構築を目指しており、バイデン大統領の「アメリカへの投資アジェンダ」の重要な一部をなす。

本日の第一次資金供与機会通知では計画立案助成金とテックハブ認定の申請を受け付け、今年後半に行われる第二次通知ではテックハブ認定を受けた申請者による計画実施のための資金申請を受け付ける。テックハブには、主要な技術的な強みとテックハブへの投資により地域の主要な革新的産業が10年以内に世界のリーダーになる可能性とが求められる。申請者はテックハブ関連法令で定められた10重点分野から注力する技術産業を選択する。

本プログラムの主要な優先事項は、以下のとおりである：

①地域の経済機会の拡大と技術イノベーションの民主化：テックハブは、より多くの地域がグローバルなイノベーション経済においてより競争力を持つことを目指す。
②経済機会の拡大と包摂的な経済成長の推進：本プログラムは、イノベーションがもたらす繁栄を分かち合う強い地域社会の構築を目指す。
③多様な熟練労働力とサプライチェーンの構築：テックハブは、労働組合や地域の人材開発機関と協力して、あらゆる技能レベルの労働者の雇用の創出と支援強化を目指す。

[DW編集局]