[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2023/05/09
抄訳記事公開日:
2023/06/16

国防総省、「国防科学技術戦略」を発表

DoD Releases National Defense Science and Technology Strategy

本文:

(2023年5月9日付、国防総省(Department of Defense:DOD)の標記発表の概要は以下のとおり)

DODは本日、国防科学技術戦略(National Defense Science and Technology Strategy:NDSTS)を発表した。NDSTSは、「国防戦略(National Defense Strategy)」に基づいて、DODの科学技術の優先順位・目標・投資を明確化し、防衛に関わる研究や技術開発事業の将来についての勧告を行うものであり、以下の3つの取組方針に沿って実行される。

■統合ミッション(Joint Mission)への注力:情報システムへの投資と、科学技術投資においてDODに十分な情報に基づく選択を可能とする厳密かつ脅威を考慮した分析プロセスの確立。
■迅速かつ大規模な能力創出と実戦配備;防衛変革エコシステムのさらなる活性化、新技術の現場への移行の加速、DOD内外におけるコミュニケーションの効率化。
■研究開発の基盤確保:人材の採用・維持・育成の継続・拡大、物理的インフラの活性化、デジタルインフラの向上、すべての利害関係者間の協力深化。

NDSTSは、DODの最高技術責任者(Chief Technology Officer:CTO)の戦略的ビジョンに詳述されている14の重要技術分野(Critical Technology Areas)を、引き続き重視する。また、同盟国や国際的な産業界のパートナーはDODの研究開発活動に不可欠であり、彼らとの共同研究や共同開発の機会の拡大を目指す。DODは、学界、連邦政府資金による研究開発センター(FFRDC)、大学付属研究センター(UARC)、DODの研究所、国立研究所、非営利団体、産業界、およびその他の政府省庁にわたる広範なイノベーションエコシステムを引き続き活用する。

[DW編集局]