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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/05/13
- 抄訳記事公開日:
- 2023/06/19
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英国のトップラボ、1億300万ポンドの政府基金で施設をグレードアップ
Top UK labs to receive new equipment and upgraded facilities from £103 million government fund
- 本文:
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(2023年5月13日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)
英国の科学研究機関は、すでに世界水準である英国の研究基盤を向上させ、新たな科学の飛躍的進歩への扉を開くべく、1億300万ポンドの支援を受けることになる。
この助成により英国の研究者は、世界水準の科学的成果を生み出し続けるために必要な最先端の研究室や装置を利用できるようになる。その拠点はケンブリッジ、ダーラム、エディンバラ、レスター、ブリストル、ハル、ノッティンガム、グラスゴー、ロンドン、マンチェスター、ベルファスト、ワーウィック、サウサンプトンなど全国にある。
この助成は、英国の科学界に対する政府の継続的な支援を示すもので、人材と投資を惹きつけ、世界を先導する科学・イノベーションの支援に必要な基盤構造を確保するべく、今年初めに発表された「英国科学技術枠組(UK’s Science and Technology Framework)」の展望を推進するものである。
1億300万ポンドの追加資金支援は、EUのHorizon Europeプログラムへの参加の遅れの影響に対処するべく発表された1億5,000万ポンドの助成の一部としての7,930万ポンドのほか、科学技術への投資を通じてより高度の英国を築くべく発表された3億7,000万ポンドの一部としての2,370万ポンドで構成されている。
助成対象の例としては、次のようなものがある。
・医学研究会議(MRC)分子生物学研究所(LMB):人間の疾病とそれに対抗する強力な薬剤の設計をより深く理解するための新たな機器の導入
・国立海洋学センター(National Oceanography Centre):最先端深海研究施設への堆積物コア・スキャナーの導入
・リバプール大学の英国デジタル遺産センター(UK Digital Heritage Centre):AI、ブロックチェーン、メタバースなどの技術による文化遺産の保存、促進、進歩のための新規アプローチを開拓する最先端施設に資金提供 [DW編集局]