[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2023/05/31
- 抄訳記事公開日:
- 2023/06/26
-
BMBF:アイルランドとの協力でエネルギー転換促進とエネルギー安全保障を強化
Brandenburg: Zusammenarbeit mit Irland wird Energiewende vorantreiben und Energiesicherheit erhöhen
- 本文:
-
(2023年5月31日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
マリオ・ブランデンブルク(Mario Brandenburg)BMBF政務次官とアイルランドのイーモン・ライアン(Eamon Ryan)エネルギー大臣は5月31日、グリーン水素に関し、両国が研究協力を行うことで合意し、覚書に署名した。
ブランデンブルク政務次官は次のように説明した。「水素は、エネルギー転換を行う上でこれまで足りなかったパズルのピースだが、非常に多面的に役立てられる。ドイツはエネルギーの純輸入国であり、今後もそうあり続ける。したがってアイルランドのような再生エネルギーが豊富な国との研究パートナーシップは、ドイツおよび欧州連合(EU)全体にとって非常に重要である。われわれの協力により、エネルギー転換を促進し、エネルギー安全保障を強化することができる」
アイルランドの環境・気候・通信大臣であるライアン氏は付け加えた。「わが国の風力資源は、世界でも最高水準にある。この資源を活用することで、水素が、ヨーロッパやドイツのパートナーと共有する最良の方法の一つとなる。この覚書に署名することに躊躇はなく、ドイツの友人たちと緊密に協力することを楽しみにしている」
ドイツは、これまでと同様にエネルギー純輸入国であり続け、自国だけで水素需要を完全に満たすことはできない。一方、アイルランドには、陸上および海上で大きな風力エネルギー能力があり、自国の需要をはるかに超える水素を生産・輸出できる数少ない欧州諸国の一つである。
[DW編集局]