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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究省
- 元記事公開日:
- 2023/06/20
- 抄訳記事公開日:
- 2023/06/30
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エクサスケール、国内に設置へ 25年末、欧州2例目
- 本文:
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高等教育・研究省は20日、スーパーコンピューター(スパコン)のなかでも高い機能を誇る「エクサスケールコンピューター」が、2025年末までにフランス国内に設置されることが決まったと発表した。スパコン整備のために欧州各国が出資する「Euro HPC」の公募に、フランスとオランダが共同で進めていたプロジェクトが採択された。EuroHPCの公募によるエクサスケール設置は、2024年に予定されているドイツの「JUPITER」に続き、2例目。
このプロジェクトは、フランス国内でスパコンの基盤整備を進める国立高機能計算推進機構(GENCI)がホスト役を務め、原子力・代替エネルギー庁(CEA)とオランダ国立高機能計算センター(SURF)が共同で、「Jules Verne」というコンソーシアムを組んで進めていた。
能力としては、浮動小数点演算を1秒間に100京(けい)回以上処理できる。容量は、通常のノートパソコン500万台分にあたる300ペタバイト(約33京7,770兆バイト)以上に相当。欧州の研究者、特に開発国であるフランスやオランダの研究者が優先的に利用できるようになる。25年末までに、CEA付属の大規模計算センター(首都圏ブリュイエール=ル=シャテル)に設置される。
[DW編集局]