（2023年5月30日付、中国科学技術部の標記発表の概要は以下のとおり）

4月6日に中仏両首脳が合意し、4月7日に発表された「中華人民共和国とフランス共和国の共同声明」を履行するため、中国科学技術部と在中国フランス大使館は5月23日、中仏科学研究パートナーシップ交流計画の発足式を共同で開催した。王志剛中国科学技術部部長とカトリーヌ・コロナ欧州・外務大臣がビデオメッセージを発表し、呉朝暉科学技術部副部長とベルトラン・ローソラリー在中国フランス大使が出席して、挨拶を行った。

王志剛部長は、「中仏両国は、中仏科学研究パートナーシップ交流計画を正式に始動させ、2024年度募集案内を共同で発表した。これは両国首脳の合意を実行に移し、両国科学研究チームの交流、相互訪問を促進する重要な行動である」と述べた。これにより、さらに多くの中仏科学研究チームが科学技術の交流と協力に参加し、双方の研究機関が、共同研究室などの長期的な協力プラットホームを構築し、安定的で互恵的、先駆的で進歩的な中仏の包括的戦略パートナーシップの推進に貢献することが期待される。

コロナ外相は、「今年4月、両首脳は会見の中で、両国の人文交流を促進する必要性を強調した。仏中科学研究パートナーシップ交流計画は、質の高い科学研究交流プロジェクトを支援し、両国の科学技術人材、特に若手研究者にさらに多くの協力のチャンネルを提供するであろう」と述べた。

イベント期間中、両国のゲストは本交流計画を共同でスタートさせた。戴民漢中国科学院会員・アモイ大学教授とベノア・ペルターメ・フランス科学アカデミー会員・ソルボンヌ大学教授が、学術交流報告を行い、中仏科学技術協力に長年参加した経験を共有した。政策説明会では、中国科学技術部国際協力局と在中国フランス大使館の代表が、本交流計画の申請および運営の関連事項について説明と質疑応答を行った。

黄晶中国21世紀アジェンダ管理センター主任、姚為克中国国際科学技術協力協会会長、フィリッペ・アルノー・フランス国立科学研究センター北京事務所主任をはじめとした両国の関連する科学研究機関・大学の代表約200名がイベントに参加した。

[DW編集局]