[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部(MSIT)
元記事公開日:
2023/06/21
抄訳記事公開日:
2023/07/24

先導研究センター、大韓民国科学技術の未来を描く

선도연구센터, 대한민국 과학기술의 미래를 그리다

本文:

(2023年6月21日付、韓国技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)

「先導研究センター」事業は、基礎研究を代表する集団研究事業であり、1990年から理学分野、工学分野への支援が開始され、現在まで33年間で計434か所のセンターに2兆9,148億ウォンが支援されてきた。現在は150か所の先導研究センターが運営されており、今年は新たに選定された34か所のセンターを含めて、計2,348億ウォンが支援される予定である。特に、先導研究センターの中で最も長い基礎研究の歴史を誇る理学分野と工学分野では、現在までに38大学の計279の先導研究センターに2兆118億ウォンが支援されている。その成果として、計60,609件のSCI(Science Citation Index)論文が発表(2021年基準)されるとともに、韓国内外で計10,631件の特許が出願され、5,297件の特許が登録された(2021年基準)。これらの成果は、韓国の基礎科学競争力の向上に大きく寄与したものと評価することができる。また、優秀な研究者間の共同研究を通じて、37,568名の修士・博士が養成された(2021年基準)。同事業は、次世代研究者養成の中心的役割を果たしてきた。

このような先導研究センター事業に関連して、科学技術情報通信部は、成果発表会を類型別に連続的に開催すると明らかにした。その目的は、基礎研究事業成果の普及である。発表会は、6月22日の理学分野、工学分野に始まり、7月の基礎医学分野、8月の地域イノベーション分野と続き、9月の総合成果展示会で幕を閉じる。

発表会の内容は、①非リンパ性長期免疫研究センターの、がん治療効果を高める新たな樹状細胞の発見、②極限核物質研究センターの、宇宙の謎の一つである中性子星の謎の解明、③比較医学疾患研究センターの、「世界初の後性誘電体標準地図の作成」を通じた、ヒトと動物の疾病の複雑さの解明、④R2R印刷フレックスコンピューター開発研究センターの、「R2Rグラビア印刷工程で新聞を印刷するためのフレックス4ビットプロセッサーモジュール製造技術」の開発、⑤エアロゲル素材研究センターの、炭素中立社会への跳躍に寄与する「次世代超軽量・超断熱・超高温断熱素材技術」の開発、⑥ナノ・光融合バイオ医療診断研究センターの、「COVID-19現場診断システム」の開発――である。

続いて、先導研究センター発展方向懇談会が開催される。同懇談会には、科学技術情報通信部基礎研究政策官、SRC・ERCセンター長などが出席して、先導研究センターの類型別目的に沿った支援の方向性と、今後10年でさらに成長する先導研究センターの未来について、活発な議論が行われる予定である。その後、優秀センターの現場訪問が実施されることになっている。

[DW編集局]