（2023年6月23日付、ドイツ連邦教育研究省（BMBF）による標記発表の概要は以下のとおり）

ドイツは2024年7月から、カナダとともに、EUREKAネットワーク（研究とイノベーションにおける欧州と世界協力のための世界最大のパブリックネットワーク）の1年任期の共同議長国となる。

ベッティーナ・シュタルク＝ヴァッツインガー（Bettina Stark-Watzinger）BMBF大臣は次のように述べている。「EUREKAネットワークは、ほぼ40年間、国境を越えた市場指向の研究協力において、企業や科学機関を支援することにより、研究とイノベーションによる成長と繁栄に大きく貢献してきた。カナダとともにEUREKA共同議長国に就任することにより強力なシグナルを送り、さらに新たな推進力を提供したい。現代の大きな課題を考慮し、イノベーションを強化し、国境や大陸を超えた技術移転を図ることがわれわれの共通の目標である。これには、EUREKAパートナー国とのリソースの共有やさらなる協力も含まれる」

EUREKAは、1985年に欧州17か国と欧州委員会によって立ち上げられ、現在は欧州内外の45か国が参加するグローバルネットワークに成長した。ドイツは創設メンバーの1つであり、BMBFがドイツの窓口となっている。共通の目標は、知識ベースのイノベーションを通じて、技術競争力を強化することである。そのために、EUREKAネットワークは、企業と科学機関による市場指向の協働プロジェクトを支援し、共に歩んでいる。

[DW編集局]