（2023年6月27日付、韓国技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり）

科学技術情報通信部は6月27日、ソウルにおいて、日本の文部科学省と科学技術分野の局長級会談を行ったと発表した。目的は、3月の日韓首脳会談と5月初めの両国首脳のシャトル外交の再開を機に、両国間の科学技術分野の協力を拡大・強化することであった。具体的には、定例会議の新設や、量子・宇宙・バイオ・半導体などの先端技術分野での協力について話し合われた。特に先端技術分野の共同研究と人材交流が必要であることについて、意見が一致した。また、韓国研究財団（NRF）、日本科学技術振興機構（JST）、日本科学技術振興会（JSPS）の同席の下、専門機関間の協力の拡大や専門家協議の開催なども話し合われた。

日本と韓国はともに科学技術先進国であり、文化や関心分野が似ているため、協力できる分野は多く、研究者同士の共同研究のニーズも高いにもかかわらず、2019年12月の日中韓科学技術閣僚会議以降、交流が中断していた。科学技術情報通信部は、日本との先端科学技術分野における協力基盤を構築することは、技術競争が激化し、経済安全保障の重要性が増す現下の国際情勢において、大きな意義があると述べた。

[DW編集局]