[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
首相府投資総務庁(SGPI)
元記事公開日:
2023/07/11
抄訳記事公開日:
2023/08/10

大学イノベーション拠点(PUI)受賞拠点25件と試行拠点5件への資金提供

France 2030 | PUI : 24 projets lauréats et 5 projets complémentaires financés pour une phase d’amorçage

本文:

(2023年7月11日付、首相府投資総務庁(SGPI)の標記発表の概要は以下のとおり)

ルタイヨ高等教育・研究大臣は、パリ科学・人文学大学(PSL)大学で大学イノベーション拠点(PUI)の受賞リストと資金を発表した。1億6,500万ユーロの資金提供を行う政府の5か年投融資計画「フランス2030」のこの方策により、国民の利益のための研究成果の活用の加速を目指す。

マクロン大統領は、2030年までに年間100のユニコーン企業と500のディープテックスタートアップを創出するという目標を掲げている。この目標は、エコロジー転換、エネルギー転換、健康、食糧、技術主権など、今日の課題の解決策を提供し、研究が社会に与える影響によって正当化されるものである。

近年、政府は革新的な企業の創出と成長を促す努力を払い、科学技術の発見が経済と社会全体に与える影響を大幅に強化している。この努力として、5年間で540億ユーロを支出して産業競争力と将来の技術の開発を目的とした「フランス2030」計画が推進され、2022年にはユニコーン25という中間目標が達成され、2021年には250のディープテックスタートアップの誕生という成果を出している。

この努力を加速するため、ボルヌ首相は、フランス2030の記念日に5億ユーロの追加投資を発表し、本年1月9日には、ルタイヨ大臣らは、総額1億6,500万ユーロで約25のPUIの設立を提案した。

PUIは、公共高等教育研究機関のイノベーション任務にもとづき、リスクテイキングを奨励し、公的研究における革新的なプロジェクトを期待するものである。

またPUIは、イノベーションの流れを強化するため、地域で支援する役割を担っており、この強化のために、地域レベルのすべての既存のイニシアチブ、スキル、ツールおよびアクターを動員してスタートアップ企業の創出を加速するものである。

2021年末に5拠点で実験的取り組みが立ち上げられた後、昨年12月7日に提案公募が開始された。専門家6名による選考委員会が、▽現場の当事者間の調整の状況、▽ガバナンスの質、▽イノベーション戦略の質とプロジェクトとしての意欲、▽活動計画の質とサイトが有する可能性との整合性――という4つの基準に従って評価した。

この評価の結果、受賞拠点が24件、今後プロジェクトの構築を要する試行拠点が5件、採択された。各PUIへの最大割当資金は、実験的取り組み時に受理した資金と資金要求の信頼性を考慮して、選考委員会が定めたランキングに沿って決定された。また試行拠点への資金配分は、2024年末、PUIとして構築する段階における中間評価に応じて決められる。

各PUIは、プロジェクトの各種評価にもとづき、最大割当資金の範囲で計画を調整することができる。

フランス公共投資銀行など国の関係機関も動員され、情報の共有の促進のためプロジェクトの策定と実施の間、関係者を支援する。

このアプローチの成果を受けて選考委員会は、引き続きPUIの実施と展開の監視に当たることとなり、PUIのフォローアップおよび今後の立ち上げに際して、継続性が確保されることとなる。

ルタイヨ大臣は「これら29プロジェクトが1億6500万ユーロの資金提供を受け、政府としてはイノベーションを推進する上で決定的な一歩を踏み出した。利害関係者への支援を通じ、地域全体に寄り添ってイノベーションの流れを強化するために我々が取る方法は、決して中途半端なものではない」と語った。

[DW編集局]