（2023年7月18日付、首相府投資総務庁（SGPI）の標記発表の概要は以下のとおり）

政府は7月18日、水資源開発の革新をリードし、そのイノベーションに資するためのプロジェクト公募「INNOV EAU」を開始すると発表した。政府の５か年投融資計画「フランス2030」の枠組みで1億ユーロの予算を投入する。

このプロジェクト公募は、3月30日にマクロン大統領が発表した水計画の一環に位置づけられるものであり、特に水の資源管理、使用管理および水処理に関わる障害の除去を目的とした解決策を加速させるために、水部門におけるイノベーションを支援することを目的としている。

水の利用可能性の改善、その用途の最適化および水質の維持は、気候変動によってもたらされる地球規模の資源不足の文脈においては、社会的および主権的な課題であり、かつ経済的な競争力の問題でもある。

水の量的問題は深刻化し、行動の期限が迫っており、水管理を取り巻くエコシステムは、イノベーションを加速し、革新的で実現可能な解決策につながる大規模な支援を必要としている。

このプロジェクト公募は、「水」問題を「フランス2030」として取り上げ、以下の枠組みの中で、水問題の解決を目指す。

▽フランスのシステムを気候変動に適応させるよう天然資源を管理する
▽水の損失を効果的に抑制して輸送の安全を確保し、水の使用にうまく対処することにより資源を節約する
▽水と環境の質を持続的に改善するための処理を強化する
▽資源管理のためのデジタル技術およびデータを開発する

このプロジェクト公募は、単独、または共同プロジェクトによる企業や研究所からの提案を対象としている。

[DW編集局]