[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2023/07/21
抄訳記事公開日:
2023/09/01

大統領府、「パンデミック準備・対応政策室」を設置

FACT SHEET: White House Launches Office of Pandemic Preparedness and Response Policy

本文:

(2023年7月21日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)

バイデン政権は、すべての人々がワクチン、治療、検査などの救命措置を継続的に受けられるようにし、国としてCOVID-19や将来起こりうるパンデミックのリスクを管理するための十分な準備を行うため、重要な措置を講じた。具体的には、大統領府内の常設オフィスとして、「パンデミック準備・対応政策室(Office of Pandemic Preparedness and Response Policy:OPPR)」を設置する。OPPRは、大統領府のCOVID-19対応チームとエムポックス(Mpox)チームの任務を引き継ぎ、パンデミックや公衆衛生関連の重大な混乱につながる可能性のある、既知および未知の生物学的脅威や病原体に対する備えと対応に関する行動を主導、調整、実施することを任務とする。大統領は8月7日付で、P・フリードリッヒス(Paul Friedrichs)退役少将が、OPPRの初代室長兼パンデミック対策・対応に関する主席顧問を務めると発表した。フリードリッヒス少将は現在、国家安全保障会議(NSC)の大統領特別補佐官兼世界保健安全保障・生物防衛担当上級部長を務めている。

具体的にOPPRは次のような業務を行う。

① パンデミックの可能性がある、あるいは重大な混乱を引き起こす可能性のある公衆衛生の脅威に対する行政の国内対応を調整し、国内のパンデミックへの備えを強化する。
② パンデミック対策に関連する連邦政府の科学技術の取組みを推進・調整する。具体的には、新技術の活用や、次世代医療対策の開発、製造、調達に向けた取組みを監督する。
③ 定期報告書を作成し、議会に提出する。

[DW編集局]