（2023年7月25日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州委員会は、2023年1月16日に発効した「重要事業体のレジリエンス強化指令（CER）」の対象となる11の業界における重要事業のリストを決定した。重要事業体は、重要な社会機能を維持し、経済を支え、人々の健康と安全を確保し、環境を保全する上で不可欠なサービスを提供するものである。

重要事業のリストは次のとおり：

・エネルギー業界：発電やエネルギー貯蔵など
・運輸業界：空港や鉄道インフラの管理・保守など
・銀行業界：預金や融資などの重要サービス
・金融市場基盤構造分野：取引所や決済システムの運営など
・医療業界：医療用品の流通・製造・提供および医療サービスなど
・飲料水業界：飲料水の供給と配水など
・廃水業界：廃水の回収、処理、処分など
・ディジタル基盤構造業界：インターネット交換ポイントサービス、ドメインネームシステム、トップレベルドメイン、クラウドコンピューティング、データセンターなどの提供・運営
・行政部門のサービス・宇宙業界：地上ベースのインフラサービス
・食品の生産・加工・流通業界：大規模な食品生産・加工、食品サプライチェーン、食品卸売流通

[DW編集局]