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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2023/07/26
- 抄訳記事公開日:
- 2023/09/05
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大統領府、「メタンサミット」を開催 政府全体でメタン削減を目指す
- 本文:
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(2023年7月26日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
強力な温室効果ガスであるメタンは、二酸化炭素の80倍も強力で、喘息から早死に至るがんまで、公衆衛生に深刻な影響を及ぼす可能性がある。そして、米国では、メタン排出の30%が石油・ガス部門によるものである。バイデン政権は本日、野心的な気候変動アジェンダを推進する方法として、特に石油・ガス部門の漏洩によるメタン排出を劇的に削減するための政策を検討する、「大統領府メタンサミット(White House Methane Summit)」を初めて開催する。本サミットでは、次のような重要事項に焦点を当てる。
①閣僚レベルの「メタン対策委員会(Methane Task Force)」の設立:本委員会は、積極的なメタン漏れ検知とデータの透明性に対する政府全体のアプローチを推進し、メタン排出規制の緩和と施行のための州や地方の取組みを支援する。
②革新的技術による排出の検知:気候や健康への影響に対処し、強力な規制を策定・施行するための重要な第一歩である、メタン排出を発生源で検知する技術を開発する。
③メタン排出低減のための良識ある行動:放棄井戸の密閉から数千マイルにわたるパイプラインの検査まで、メタン排出低減に向けた歴史的な投資により、雇用創出と大規模漏洩防止を進める。
④排出事象への対応:排出事象に迅速に対応し、汚染者に責任を負わせるために、州や部族政府を含む多様な連合を構築することで、新たなツールや技術を活用し、将来の事象を防止する態勢を整える。
⑤メタン管理に関する国際的取り組みの主導:国内の取り組みをもとに、メタン排出低減に関するグローバルな目標を高め、国際的な取り組みを調整する。 [DW編集局]