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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2023/07/27
- 抄訳記事公開日:
- 2023/09/06
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ARPA-H、腫瘍切除のための新技術を開発するプログラムを立ち上げ
- 本文:
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(2023年7月27日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
バイデン大統領は、がん死亡率を半減させ、2047年までに400万人以上のがん死亡を予防すること、そしてがん患者とその家族の生活を改善することを掲げた「がんムーンショット(Cancer Moonshot)」を推進しており、また、米国民が一致団結して取り組むべき「統一アジェンダ(Unity Agenda)」を推進している。昨年、本アジェンダの一環として、大統領は、医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health: ARPA-H)の設立と資金提供を議会に要請し、超党派で議会と協力してARPA-Hに25億ドルを投資した。
本日、バイデン政権は、がんを対象とした初のARPA-Hプログラムである「精密外科治療(Precision Surgical Interventions: PSI)を発表した。PSIは、外科医が健康な組織とがん組織をよりよく識別・区別することで、一度の手術で患者のがん切除を成功させることを可能にする画期的な新たなツールを提供することを目的としている。ARPA-Hは、本プログラムの公募を通じて、手術中の癌やその他の重要な解剖学的構造の可視性を向上させる方法と関連技術の提案を募集する。
またARPA-Hに加え、バイデン政権は、超党派決議に基づき、軍人と退役軍人のがんとの闘いにも進展をもたらしている。本日、退役軍人省(VA)は、兵役中にバーンピットやその他の有害物質にさらされた退役軍人は乳がんリスク評価と臨床的に適切なマンモグラフィを受ける資格を得たと発表した。
[DW編集局]