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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2023/07/31
- 抄訳記事公開日:
- 2023/09/06
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BMBF:2027年までに企業間職業訓練センターに1億2,000万ユーロを助成
- 本文:
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(2023年 7月31日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
BMBFは、企業間職業教育にさらに資金を提供する新たな助成ガイドライン「優れた企業間職業教育のためのイニシアチブ」を発表した。これによりBMBFは、企業間職業訓練センター(ÜBS)の近代化とデジタル化を進める。
ÜBSは、企業や職業教育校の機能を補完する、第三の職業教育の場である。それぞれの職業で求められる最新の状況に合わせて職業訓練を行うとともに、中小企業ではカバーできない、その後の職業生活のためのスキルを提供する。
BMBFは数十年にわたり、職業訓練法(BBiG)にもとづき、ÜBSの機器と設備の近代化の財政的支援を行い、訓練校としての効果を上げてきた。この支援の目的には、職業教育の質の向上と確保、専門家の確保、職業教育の3番目の場所としての魅力度の向上なども含まれていた。だが近年は学習も教育もデジタル化し、ÜBSの教育訓練スタッフにも新たな資格内容が求められている。2016年以降、BMBFは「デジタル化特別プログラム」でÜBSを支援し、企業間職業教育の近代化を加速させていた。
ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガーBMBF大臣は「優れた職業教育訓練には、訓練生のための革新的で質の高い、意欲を高める学習の場が必要だ。新たな助成ガイドラインでこれを確実にし、ÜBSに職業教育のための優れたイニシアチブをつくり上げたい」と述べた。
デジタル化により、ÜBSは多くの課題に直面している。デジタル技術により仕事の世界が変わり、デジタル技術を、職業教育の計画・構想と教育課程に組み込む必要がある。このようにすることで、訓練生はデジタルスキルを習得できるようになる。
新たな助成ガイドラインは、ÜBSのすべてのスポンサーを対象としており、スポンサーは、ÜBSを優れた学習の場に発展させるための構想を提出することができる。
[DW編集局]