（2023年8月3日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）の標記発表の概要は以下のとおり）

政府は、英国の半導体分野の活性化と経済成長に向けて、有力企業とともに「半導体諮問委員会（Semiconductor Advisory Panel）」を設立する。「国家半導体戦略（National Semiconductor Strategy）」を実現するため、産業界と政府が連携し、国内半導体分野の成長、サプライチェーンの混乱リスクの低減、国家安全保障の維持という3つの主要目標を中心に、この分野の20年間ビジョンを提示する。

半導体は、我々が使用するほぼすべての電子機器に不可欠な部品であり、その結果、現代社会にとって極めて重要なものとなっている。電話やコンピュータから人工呼吸器や発電所に至るまで、世界中のほぼすべての技術が半導体に依存している。

委員会は、ベンチャー・キャピタル、技術、研究の専門家に加えて、産業界と技術界の代表者ら、半導体の専門家10名で構成される。委員会は、半導体製品の供給に携わる企業の支援策や、英国がイノベーションを推進し経済を成長させるために不可欠な半導体を安全かつ安定的に確保する方法について、政府に助言とフィードバックを提供する。

今後の会合では、スキルの向上、金融へのアクセス改善、より強力な国際協力の展開に焦点を当て、これらの目標を達成するために産業界が政府とどう直接協力できるかを示す予定である。

[DW編集局]