[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2023/08/10
抄訳記事公開日:
2023/09/08

初の「AI安全サミット」の開催に向け、責任者と新たな資金提供を発表

Experts to lead AI Safety Summit preparations as new funding announced to modernise healthcare

本文:

(2023年8月10日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

政府が医療研究の変革への1,300万ポンド投入を発表する折に、人工知能の安全な使用に関する初の主要国際サミットの英国開催に向け準備を指揮する2人の専門家が任命された。

Entrepreneur First社のCEOで、「高等研究発明局(Advanced Research and Invention Agency)」の理事長でもあるマット・クリフォード(Matt Clifford)氏と、オックスフォード大学ブラヴァトニク行政スクールのヘイウッド・フェローで、英国のG7およびG20のシェルパを務め、国家安全保障次席顧問でもあるジョナサン・ブラック(Jonathan Black)氏が、今秋英国で開催されるサミットに向けて、AI関連の主要国、企業、専門家を結集する役割を担う。

豊富なスキルを持つ二人は、首相の代理人として、サミットがAIのリスクを低減するための共通の手法を確立できるよう調整・推進に当たる。クリフォード氏は、この種の外交的役割に任命された数少ない民間部門代表の一人である。

DSIT大臣がユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪問し、医療に最先端のAIイノベーションをもたらす研究に1,300万ポンドを投じる旨の発表と併せて、上記公表された。この資金は、エジンバラからサリーに至る22件の大学・NHSのプロジェクトに分配される。この資金は、腫瘍除去の為の半自律的ロボット手術プラットフォーム開発から、個人の健康状態の来歴に基づいて将来の健康上の問題を予測する能力に至るあらゆるものを支援し、AIの実世界的影響を紹介するものである。

[DW編集局]