[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構(UKRI)
元記事公開日:
2023/08/02
抄訳記事公開日:
2023/09/13

英国が家畜の風土病対策に900万ポンドを投資

UK invests £9 million in fight against endemic livestock disease

本文:

(2023年8月2日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)

バイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)と環境・食料・農村地域省(Defra)は、画期的な家畜風土病イニシアチブの第2段階に900万ポンドの資金提供を発表した。

1,150万ポンドのこの取り組みは2021年に開始されたもので、動物の健康、福祉、繁殖に対する風土病の災禍軽減により、英国畜産業を変革することを目指している。

学界、産業界、政策立案者との協議により策定されたこの家畜風土病イニシアチブは、学界、産業界、エンドユーザー間の共同研究の促進に焦点を当てている。

目標は、英国の畜産部門における風土病の影響を効率的に軽減する革新的な農場ソリューションを提供することである。現在までに、このイニシアチブは45件の新規業界パートナーシップを創出し、強力な協力ネットワークを構築することに成功している。さらに、農家、獣医、政策立案者など170以上のエンドユーザーと連携して、研究成果が実際の需要に直接対処することを確認してきた。

この取り組みの第2段階は今夏に開始される予定で、合計14件の野心的なプロジェクトが資金提供を受ける。これらのプロジェクトは畜産部門の幅広い範囲に及ぶ。

特に注目すべきは、デジタル農業と機械学習に重点を置いていることであり、プロジェクトのうち9件には病気の監視、診断、予防を進化させる最先端技術が組み込まれている。

[DW編集局]