[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2023/08/10
抄訳記事公開日:
2023/09/15

国防総省、生成AIタスクフォースの設立を発表

DOD Announces Establishment of Generative AI Task Force

本文:

(2023年8月10日付、国防総省(Department of Defense:DOD)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、DODは、責任ある戦略的な方法で人工知能(AI)の力を活用するというDODの責務を反映した構想である、生成AIタスクフォースの設立を発表した。DOD副長官のキャスリーン・ヒックス博士が組織化を指示した「タスクフォース・リマ(Task Force Lima)」は、大規模言語モデル(Large Language Models:LLM)などの生成AIツールの分析と統合において、DOD全体で極めて重要な役割を果たす仕組みとなる。

主席デジタル・AI担当官室(Chief Digital and Artificial Intelligence Office:CDAO)が率いる本タスクフォースは、DOD全体で生成AIの能力を評価、調整、導入し、DODが国家安全保障を確保しつつ、先端技術の最前線に立ち続けることを確実にするものである。

タスクフォースは、DOD、インテリジェンス・コミュニティ、その他の政府機関全体のパートナーシップを活用して、DOD全体で生成AI構想を追求しながら、リスクと冗長性を最小限に抑えることに貢献する。

AIは、防衛を含むさまざまな分野に革命をもたらし得る革新的技術として浮上してきた。膨大なデータセットを使用してアルゴリズムを練り直し、効率的に成果物を生成し得る生成AIモデルを活用することで、DODは、戦闘・経営・保健・即応性・政策などの分野における業務の強化を目指す。

CDAOは2022年6月に活動を開始し、DOD全体でのAI能力の統合・最適化に専念している。同室は、データ、分析、AIの導入の加速、企業や共同のユースケースに拡張可能なAI主導のソリューションを提供するためのデジタルインフラと政策の採用の実現、現在および将来の脅威から国家を防衛する責任を担っている。

[DW編集局]