（2023年7月25日付、中国教育部の標記発表の概要は以下のとおり）

第20期中国共産党中央政治局集団学習での習近平総書記の重要演説の精神を実行するため、「新時代の小中学校科学教育強化に関する教育部等18部門の意見」の要求に従い、中国教育部、中国科学技術協会は、「科学者（精神）キャンパス進出行動」実施計画（以下「計画」）を共同で実施する。

「計画」は、科学者（精神）キャンパス進出行動の趣旨は、オープンで協力的な作業方式の構築であるとし、教育部門は科学技術協会と協力して、新時代の科学者精神を持った人材を育て、科学者精神を抽象的な記号から生き生きとした科学者物語に変え、多くの小中学生が科学者に近づき、科学者精神を理解し、科学探求の好奇心を高め、科学を真に尊重し、科学を愛し、党のための人材となり、国に貢献するように導かなければならないと指摘している。

「計画」は、科学者精神の広報と教育を強力に展開することを強調している。各地の教育部門は、科学技術協会と積極的に連携し、学者や専門家をキャンパスに招き、科学者精神を推進し、科学技術補導員・少年先鋒隊員・共産主義青年団員を組織して科学者物語を伝え、各地方において、さまざまなレベルで科学者精神教育団を設立するよう奨励すると強調している。
「計画」は、「科学者物語大衆創造スペース」を入念に構築するよう求めている。各地の教育部門は、科学技術協会や所属の科学技術館と協力して、小中学校を拠点とした「科学者物語大衆創造スペース」を数多く設立しなければならないと述べている。

「計画」は、科学者物語の閲読普及を徹底して推進するよう強調し、各地の教育部門が科学技術協会の資源の優位性と整合して、小中学校の既存の読書コーナー、本棚、図書・新聞スタンドを十分に利用し、科学者物語の図書を充実させなければならない。各地の科学技術協会は、科学者精神出版物の質の向上を促し、出版社や科学技術館などの機関が、小中学生に優れた図書の目録を推薦し、定期的に補充・更新するよう要求している。

「計画」は、科学者精神資源の共同構築と共有を強化するよう求め、教育部門は国家インテリジェント教育公共サービスなどのプラットフォームを活用して、「科学者精神特別コラム」を構築し、質の高いデジタルリソースを提供しなければならない。科学技術協会は、「共和国のバックボーン-科学の巨匠・有名校宣伝プロジェクト」を活用して、科学の巨匠物語を小中学校に導入するよう求めている。

[DW編集局]