[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2023/08/31
抄訳記事公開日:
2023/09/28

NSF長官のインド訪問:G20科学顧問会議と米印研究協力機会拡大

NSF Director Panchanathan heads the US Delegation at the G20 Chief Science Advisers' Roundtable in India, signs bilateral agreement

本文:

(2023年8月31日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下の通り)

パンチャナサン(Panchanathan)NSF長官は、8月末にインドを訪問、ニューデリーでは、NSFとインド電子情報技術省(Ministry of Electronics and Information Technology: MeitY)の間での新たな資金提供機会を発表し、インドバイオテクノロジー省(Department of Biotechnology: DBT)との間で二国間実施協定に署名した。ベンガルールではDBT主催のバイオテクノロジー円卓会議に、ガンディナガルでは、G20最高科学顧問円卓会議に参加した。

長官は、「NSFは、過去5年間で200以上のプロジェクトを通して1憶5,000万ドル近くをインドに投資してきた。昨年だけでも、新興技術分野で35の新たな共同プロジェクトをインド科学技術省(Department of Science & Technology)と共に立ち上げた」と語った。

新たなNSF-MeitY協定は、今年5月にNSFで両者が署名した「実施協定(Implementation Arrangement)」に基づき、応用研究分野における共同プロジェクトに新たな資金提供を行うものである。

8月27日から29日にかけて開催されたG20最高科学顧問円卓会議では、以下の4トピックに関してエビデンスに基づく科学的助言が話し合われた。
1. 「ワンヘルス(One Health)」による、より良い疾病の予防、管理、パンデミックへの備え
2. 学術的な科学知識へのアクセスを広げる世界的な取り組みの相乗効果
3. 科学技術エコシステムにおける多様性、公平性、包括性、アクセシビリティ
4. 包括的、継続的、かつ行動指向の「世界科学助言メカニズム(Global Science Advice Mechanism)」の創出

[DW編集局]