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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2023/09/21
- 抄訳記事公開日:
- 2023/10/18
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デジタル主権:欧州半導体法が発効
Digital sovereignty: European Chips Act enters into force today
- 本文:
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(2023年9月21日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、欧州半導体法が発効した。これにより、EUの半導体技術と応用における安定供給、レジリエンス、技術的リーダーシップを確保するための包括的な一連の措置を導入する。
具体的には、同法は、EU内の製造を強化し、欧州の設計エコシステムを活性化し、バリューチェーン全体にわたる規模拡大とイノベーションを支援する。EUは、同法を通じて、2030年に現在の世界市場シェアを20%に倍増させるという目標の達成を目指している。
■ 欧州半導体法の3つの柱
・第1の柱(Chips for Europe Initiative)
研究室から工場への知識移転を促進し、研究・イノベーションと産業活動の間のギャップを埋め、欧州企業による革新的な技術の事業化を促進することにより、欧州の技術的リーダーシップを強化するものである。
このイニシアチブは、33億ユーロのEU基金によって支援され、さらに加盟国から同額の資金が提供される。具体的には、イノベーション・技術開発を加速するための高度なパイロット生産ラインの設置、クラウドベースの設計プラットフォームの開発、能力センターの設置、量子チップの開発のほか、債権金融や株式投資の活用を促進する「半導体基金(Chips Fund)」の創設などの活動を支援する。・第2の柱
チップメーカーとそのサプライヤーの製造施設への官民の投資を奨励するものである。第2の柱では、半導体製造業に対する投資を呼び込み、生産能力を強化して、安定供給を確保するための枠組みを構築する。この目的を達成するため、EU内で初となる、「統合生産施設とオープンなEUファウンドリー(Integrated Production Facilities and Open EU Foundries)」の枠組みを定め、EUの利益となる安定供給と強靭なエコシステムの構築に貢献する。・第3の柱
加盟国間および加盟国全体の連携を強化し、半導体の需給を監視・予測し、必要に応じて緊急事態を発動する、加盟国と欧州委員会との間の調整メカニズムを確立した。最初のステップとして、2023年4月18日に半導体アラートシステムが設置された。 [DW編集局]