[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2023/09/21
抄訳記事公開日:
2023/10/24

「シビック・イノベーション・チャレンジ」、気候変動に対するレジリエンスと地域社会主導のイノベーションに1,900万ドルを拠出

Civic Innovation Challenge awards $19M for climate change resilience and community-driven innovation

本文:

(2023年9月21日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

「シビック・イノベーション・チャレンジ(CIVIC)」プログラムは、地域社会と大学が連携して気候変動に対処し、必要なリソースやサービスへのアクセスを改善することを支援している。これは地域社会と大学の間の関係を入れ替えることを目的としており、市民リーダーにイノベーションの機が熟した優先事項を特定させ、地域社会主導のソリューションを開発するために大学と連携させるものである。

このたび、市民リーダーと大学の研究者による19のチームが、国土安全保障省(DHS)科学技術局およびエネルギー省(DOE)との協力のもと、NSFから1,900万ドルの支援を受けることになった。農務省(USDA)の国立食糧・農業研究所(NIFA)も、まもなく追加の資金提供を発表する予定である。

これらのチームは、スケーラブルで、持続可能かつ他の地域社会にも展開可能であり、すぐに実施が見込まれるパイロット・プロジェクトを実行・評価するために選定された。各チームは、6カ月の準備期間を経て、CIVICの研究・行動コンペティションの第2段階としてパイロット・プロジェクトを12ヶ月以内に実行・評価するための100万ドルを獲得した。NSFは、この資金提供を通じて、科学・技術・工学・数学の能力を強化することによって、対象の州、準州、地域の競争力を向上する。

CIVICには2つのトラックがあり、トラックAには、適応力・回復力・減災に関連する災害前行動を含む、気候変動下の生活に焦点を当てた10チームが、トラックBには、地域社会におけるリソースやサービスと、そのニーズの間のギャップを解消することに焦点を当てた9チームが選出された。

[DW編集局]