[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
医療高等研究計画局(ARPA-H)
元記事公開日:
2023/09/26
抄訳記事公開日:
2023/10/25

全米健康イノベーションネットワーク(ARPANET-H)が始動

ARPA-H announces site selections by launching nationwide health innovation network

本文:

(2023年9月26日付、医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health: ARPA-H)の標記発表の概要は次のとおり)

本日、保健福祉省傘下のARPA-Hは、3つの地域ハブを中核とする全国的な健康イノベーションネットワーク「ARPANET-H」の発足を発表した。これらのハブは、米国の保健医療のエコシステムを網羅する多様な人々、環境、能力を代表する全国からのスポークのネットワークを備え、ミッション志向の地域センターとして機能する。

ハブとスポークは共にARPA-Hと協力して、科学と医学における画期的なブレークスルーを促進し、保健上の効果を向上する。ARPANET-Hは利用しやすく公平な治療法をより迅速に提供し、健康上の問題をより早く解決し得る。これは、がん、アルツハイマー病、糖尿病他の病気の予防、診断、治療に関する新手法のイノベーションを促進し、バイデン大統領の「統一アジェンダ(Unity Agenda)」を推進する。

3つのハブの概要:

1.カスタマー経験(Customer Experience)ハブ:テキサス州ダラス
利用しやすく、ニーズがあり、すぐに導入できる保健ソリューションを開発する;Advanced Technology Internationalが運営を担当

2. 投資家活性化(Investor Catalyst)ハブ:マサチューセッツ州ケンブリッジ
研究者、起業家、投資家との連携により革新的なアイデアの実用化を促進する;VentureWellが運営を担当

3. 関係組織・運用(Stakeholders and Operations)ハブ:
政府間組織やその他の関係機関に隣接する形で2023年内に首都エリアに配置予定;ARPA-Hが直接運営

スポークには、関連の機能を備えた団体なら官民、非営利を問わず申請でき、追加のスポークは継続的に公表される。

[DW編集局]