[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相府投資総務庁(SGPI)
- 元記事公開日:
- 2023/09/27
- 抄訳記事公開日:
- 2023/10/27
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積極的な標準化を戦略的に進めるパートナーシップの署名
- 本文:
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(2023年9月27日付、首相府投資総務庁(SGPI)の標記発表の概要は以下のとおり)
SGPI、経済・財務・産業・デジタル主権省企業総局(DGE)およびフランス規格協会(AFNOR)は9月27日、5か年投融資計画「フランス2030」の一環として、標準化を積極的に推進する戦略的協定に署名した。国際市場におけるフランス企業の競争力とフランスのイノベーションを強化することが目的。
公認機関において、オープンかつコンセンサスを得たプロセスで作成される任意規格は、製品とサービスの特性を定めており、経済的発展に不可欠な要素であり、貿易、競争力、主権などにも関わるものである。さらに、経済的な業績・インテリジェンス、産業開発、技術動向の監視などのツールでもある。AIエコシステムに対する信頼醸成のための規格枠組み作りは「重大な挑戦AI(Grand défi IA)」の一環としてAFNORとSGPIが主導しているが、最近のISO42001の例のとおり、まさにそうした任意規格の特性を示している。またこのアプローチは、社会環境上重要な課題に関する国際規格の制定を方向付ける欧州標準化戦略の一部でもある。
この協定により、国とAFNORは次のことを実施する。
▽積極的な標準化の課題と成果に関して政府の関係部局および裨益する者の意識を高め、支援する行動を共同して行う。
▽フランス主導で ISO が生物多様性、重要原材料、ジェンダー平等の専門家向けに策定した規格に倣って、フランス2030戦略をチェックし、方向付けをするツールとして標準化を活用する。
▽「フレンチテック2030」(French Tech 2030)プログラム受賞者に対する、個人的・集団的特別支援を展開する。この協定を通じて、AFNOR、SGPI、DGEは、フランス2030が資金提供する企業の戦略ロードマップに標準化を組み入れていくことを目指している。
[DW編集局]