（2023年9月27日付　中国科学技術部の標記発表の概要は以下のとおり）

2023年9月18日、中国とEUの科学技術交流と協力を促進するため、中国科学技術部は、第１回中国・EU科学技術管理者交流計画を北京でスタートさせた。英国、フランス、イタリア、スペイン、フィンランドなど欧州12カ国の代表が、北京、武漢、上海の三都市で交流活動を行う。

陳家昌中国科学技術部副部長は、開幕式における挨拶の中で、次のように述べた。「中国・EU科学技術管理者交流計画は、新型コロナウイルス感染症流行後に中国科学技術部が欧州諸国を対象に実施する初の科学技術人文交流計画であり、画期的な意義がある。今回訪中された欧州の科学技術管理者が、この機に中国のイノベーションを深く体感し、中国・EU協力の発火点、融合点、成長点を発見し、中国・EU関係の発展と世界の平和、安定、繁栄に新たな推進力を注入するよう期待する」

開幕式では、戴鋼科学技術部国際協力局局長が、中国・EUの科学技術協力の歴史を振り返り、協力のさらなる進展に期待を寄せた。アイルランド・ダブリンのトリニティ・カレッジ産業連絡担当官クロスビー氏が、訪中団を代表して挨拶を行い、以下のように述べた。「多くの課題に直面する中、研究・イノベーションにおける協力は、単独での課題解決よりも有意義であり、欧州と中国にとってウィンウィンである。今回の訪問が、EUと中国の間における新たな協力関係の構築を推進するものとなるよう期待する」

開幕式には、中国側関係省庁の責任者、科学研究機関の代表、在中国欧州各国大使館の代表など、60余名が出席した。

[DW編集局]