[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構(UKRI)
元記事公開日:
2023/10/06
抄訳記事公開日:
2023/11/09

UKRI、2023年~2024年度の事業計画を更新し、優先課題を概説

UKRI updates corporate plan to outline priorities for 2023 to 2024

本文:

(2023年10月6日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)

2023~2024年度のUKRIの事業計画の更新版では、当該年度の短期的な成果を通じて戦略をどのように実現するかについて概要が説明されている。更新版は、UKRIの2022〜2025年事業計画および9つの会議の戦略実施計画に定められた目標に基づくものである。これまでの進展、直面する課題、そして来年度の目標達成に向けた重点的な取り組みを解説している。この共同施策は、世界をリードする英国の研究・イノベーション(R&I)システムを強化し、生産性の大幅な向上と革新的な公共サービスを目指す英国政府の野心的な目標の支援に資するものである。

現行の歳出見直し期間(2022年から2025年)において、以下のような取り組みの実現を進めている。

・技術ミッション基金を通じた人工知能、量子、工学生物学に対する2億5,000万ポンドの投資による、世界をリードする分野の成長
・人材への投資の簡素化・強化と、成功に必要な多様なキャリアパスを支援する方法を示す「共同人材資金支援(Collective Talent Funding)」ロードマップの策定
・Infrastructure Fundを通じた追加の7,200万ポンドの投資による基盤構造の機能と能力の段階的向上
・包括的かつ持続可能な成長を推進する革新的なアプローチを試行するための、10地域にわたる「地域政策・イノベーション・パートナーシップ(Local Policy-Innovation Partnerships)」への投資
・地域のパートナーとの「イノベーション・アクセラレータ(Innovation Accelerators)」への1億ポンドの投資と「飛躍台(Launchpad)」への新たな投資の共同実施による、地域のイノベーション能力の拡大
・英国の5つの戦略テーマに重点を置いた、複雑な世界的・国家的課題に対処するための英国のR&Iの強みの活用
・さまざまな専門分野の視点とアプローチを統合するための、完全にオープンで学際的な6,500万ポンドのレスポンシブ・モード・パイロットの立ち上げ
・UKRIの助成金審査と研究官僚制に関するTickellレビューに基づいた、効率性と有効性の向上と、R&I支援における費用対効果の最大化

[DW編集局]