[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/10/13
抄訳記事公開日:
2023/11/20

BMBF大臣:基幹科目であるドイツ語の成績低下を憂慮

Stark-Watzinger: Der IQB-Bildungstrend 2022 zeigt besorgniserregende Leistungsabfälle im Kernfach Deutsch

本文:

(2023年 10月13日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日発表された「IQB(教育の質向上研究所) 教育の現状2022」では、9年生のドイツ語能力が大幅に低下していることが示された。

ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツィンガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は次のように述べた。「『IQB教育の現状2022』によれば、主要教科であるドイツ語の成績が大幅に低下している。最低基準を満たさない児童・生徒の割合があまりにも高い。さらに、ドイツの児童・生徒の教育上の成功は、依然として彼らの社会的背景に大きく依存していることが、改めて明らかになった。したがって、能力開発の方向・手法を早急に変換させる必要がある。「スタートの機会プログラム(Startchancen-Programm)」を使って大きく変換させたいと考えている。昨日、16連邦州全てが、本プログラムを遵守することで一致した。これは、統一したコンセプトの詳細を理解し、プログラムの開始に備える上での重要なステップである。連邦大統領による本プログラムへの賛辞は、我々を勇気づけるものであり、本プログラムは緊急に必要とされている」

「IQB教育の現状2022」は、前期中等教育レベルの9年生の生徒が、ドイツ語、英語、フランス語の各科目において、教育文化大臣会議で定められた教育基準を、どの程度達成しているかを分析している。

これは、2008年(フランス語)と2009年(ドイツ語と英語)の調査以来、3回目で、連邦各州の能力レベルを比較する唯一の教育比較研究である。この調査は、連邦州の教育文化大臣から委託されたものである。

[DW編集局]