[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/10/25
抄訳記事公開日:
2023/11/27

未来技術を目指す工業規模のバイオ・エコノミー

Zukunftstechnologien für die industrielle Bioökonomie

本文:

(2023年 10月25日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

10月中旬にベルリンで開催されたステータス・セミナー「産業バイオエコノミーのための未来技術(Zukunftstechnologie für die industrielle Bioökonomie)」では、9つの研究グループが多分野にわたる革新的なプロジェクトを発表し、分野を越えたネットワーキングを継続する機会となった。

BMBFは、バイオテクノロジーを、将来の有望な他の分野と組み合わせたいと考えている。これらには人工知能、ロボット工学、ナノテクノロジー、情報工学、エンジニアリングが含まれる。すなわち、イノベーションと飛躍的な開発は、ますます学際的な領域で行われることになる。そこでBMBFは、バイオ・ハイブリッド技術に焦点を当てた助成プログラム、「産業バイオエコノミーのための未来技術」を立ち上げた。

この助成プログラムは、連邦政府の国家バイオエコノミー戦略のもと、2020年に発表されている。

ステータス・セミナーでは、新たな生体触媒プロセスやバイオセンサーからリサイクル技術まで、資源効率が高く、気候中立な産業で、バイオ・ハイブリッド技術がいかに多様な貢献ができるかが示された。これらにより、さまざまな経済分野でバイオエコノミーをより強固なものとするインセンティブも提供される。こ

BMBFは、この助成プログラムにより、工業規模のバイオエコノミーのための未来技術の開発を目的として、探索的な研究プロジェクトを助成している。広く適用可能なプラットフォーム技術の開発を目標としており、既存のバイオテクノロジーの生産プロセスとサービスの最適化や、新たなバイオプロセスやプロセス・コンセプトの構築に繋がる可能性がある。

[DW編集局]