[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2023/10/12
抄訳記事公開日:
2023/11/30

バイデン政権、低価格住宅のための「エネルギー・アースショット」を立上げ

Biden- Harris Administration Launches New Energy Earthshot to Lower Energy Bills in Affordable Housing

本文:

(2023年10月12日付、エネルギー省(Department of Energy:DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)

バイデン政権は本日、DOEの8番目の「エネルギー・アースショット」である新たなイニシアチブとして「低価格住宅エネルギーショット(Affordable Home Energy Shot™)」の立ち上げを発表した。これは、温室効果ガスの排出削減、住宅の強靭性向上、居住者の支出抑制を実現する、低価格住宅分野における革新的なクリーンエネルギーソリューションの研究・開発・実証に取り組むもので、エネルギー効率改善のコスト軽減、全米の住宅のエネルギーコストと炭素強度の低減によって、「Justice40イニシアチブ」を含むバイデン政権の環境正義と公平性の目標達成に貢献する。

「エネルギー・アースショット」は、クリーンエネルギーへの移行の最前線であり、その展開においてDOEは次世代クリーンエネルギー技術の研究開発に残された最大の課題を解決するための目標を設定してきた。今回の「低価格住宅エネルギーショット」は、最後となる「エネルギー・アースショット」であり、10年以内に、低価格住宅の脱炭素化コストを少なくとも50%、居住者のエネルギーコストを少なくとも20%低減させることを目標としている。

米国の温室効果ガス排出量のほぼ1/3は、米国の1億3,000万戸の住宅と商業ビルに起因し、全米のエネルギーの40%、電力の75%を使用している。「低価格住宅エネルギーショット」は、低所得世帯や有色人コミュニティが常に直面する負担に対処するように設計されており、また、低価格住宅特有の障害に焦点を当てることで、初期費用と利用料の低減を実現し、多様な需要に対応する技術を進歩させ、ひいては、あらゆる家庭に便益をもたらすソリューションを前進させる。

[DW編集局]