[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2023/10/23
抄訳記事公開日:
2023/12/01

地域専門家イノベーション拠点:英国全土の地域の研究、企業、経済に7,500万ポンドの支援

Expert regional innovation hubs given £75 million boost to local research, businesses and economies across UK

本文:

(2023年10月23日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

ジョージ・フリーマン科学担当大臣は本日、英国全土の世界クラスのイノベーション地域クラスターに総額7,500万ポンドを提供し、地域経済を活性化するとともに、医療からネットゼロまで、ゲーム・チェンジングなソリューションを創出していくと発表した。

今年初めに開始されたリバプールとティーズサイドでのパイロット事業に続き、さらに8箇所の「飛躍台(Launchpad)」が、Innovate UKの支援を受けて英国全土で展開される。これらの取り組みは、ウェールズ南西部の再生可能エネルギー、イースト・アングリアの農業技術、ヨークシャーのデジタル医療など、各地域の既存のハイテク・イノベーションのクラスターを更に発展させるものである。

Launchpadは、中小企業の新興クラスターを支援するプログラムで、各地域の企業が主導するイノベーション・プロジェクトを支援するため、Innovate UKから各Launchpadに最大750万ポンドを提供する。

各Launchpadの注文仕立型支援では、地域の中小企業がビジネス・クラスター固有のニーズに合わせて応募できるようになり、イノベーションの推進、事業の拡大、地域経済の活性化を促進することができる。Launchpadは、強力なイノベーション能力の高い特定の地域に集中して支援を行う。

ティーサイド大学はこれまで、埋め立て廃棄物を減らし環境を保護するための廃棄物転用技術などの取り組みに投資し、ネットゼロ研究プロジェクトを主導してきた。一方、リバプール市地域への資金提供は、気候変動による洪水から沿岸地域を守るための環境に優しいコンクリートブロックなど23件のグリーン・プロジェクトを支援し、多くの雇用も支えている。

[DW編集局]