（2023年10月26日付、欧州委員会の標記発表の概要は以下のとおり）

「モジュール式多用途パトロール・コルベット（MMPC）」プロジェクトの初期段階は、欧州防衛基金（EDF）から6,000万ユーロの助成金を受けている。参加加盟国はさらに2,700万ユーロを拠出して、総予算は8,700万ユーロとなる。

常設軍事協力枠組み（PESCO）の一環で立ち上げられたプロジェクト、「欧州パイロット・コルベット（EPC）」は、初期設計までの概念研究と将来の作戦環境において幅広い任務を遂行できるコルベット級基準艦として使用に重点を置く。その設計は、モジュール式で柔軟性があり、エネルギー効率が高く、環境に優しく安全で、相互運用性が高く、サイバー・セキュリティが確保されたものとなる。

2023年10月24日、統合軍備協力機構（OCCAR）は、Fincantieri（イタリア）、Naval Group（フランス）、Navantia（スペイン）などの主要海軍関係機関と、ギリシャ、デンマーク、ノルウェーの受益機関を含むNavirisが率いるコンソーシアムと契約を締結した。

OCCARは現在、欧州委員会の委任する認証機関として、また関係加盟国の委任する契約機関て機能し、プロジェクト全体を監督することになっている。

[DW編集局]