[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2023/11/02
抄訳記事公開日:
2023/12/07

国防総省、「データ・分析・AI導入戦略」を更新

Deputy Secretary of Defense Kathleen Hicks Announces Publication of Data, Analytics and AI Adoption Strategy

本文:

(2023年11月2日付、国防総省(Department of Defense: DOD)の標記発表の概要は以下のとおり)

DOD副長官のKathleen Hicks氏は、「国防総省におけるAIの現状」という記者会見の場で、DODの「2023年版データ・分析・AI導入戦略(Data, Analytics, and AI Adoption Strategy)」を発表した。本戦略は、DODの「チーフデジタルAI局(Chief Digital and AI Office:CDAO)」がDOD各部門と緊密に連携して策定したもので、従来の戦略ガイダンスを統合している。本戦略の実施により、DODは全体でより強力な連携を確保し、組織全体で高度な能力を活用することができる。

2018年に発表された最初の戦略である「DOD AI戦略(DOD AI Strategy)」と、2020年に改訂して発表された「DODデータ戦略(DOD Data Strategy)」が、最新のAI搭載戦力の実戦投入の有効性を高めるためのDODのデータ中心体制を成長させた2つの基礎文書である。

これら2つの戦略が発表されて以来、産業界はツール、プラットフォーム、サービスを生み出して、効果的で、分散型のデータマネジメント、分析、AI開発を可能にしてきた。今回更新された2023年版戦略は、いかにしてDODがすべての部門において再現可能なやり方でデータ・分析・AIの導入を加速できるかに焦点を当てている。

CDAOは2022年6月に活動を開始し、DOD全体のAI能力の統合と最適化に尽力してきた。CDAOは、DODにおけるデータ・分析・AI導入の加速、省や合同のユースケースに拡張可能なAI主導のソリューションを提供するためのデジタルインフラと政策の実現、そして現在および新たな脅威からの国家の保護、という重責を担っている。

[DW編集局]