[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2023/11/15
抄訳記事公開日:
2023/12/21

研究とイノベーションにおける欧州との協働関係を改善

Stark-Watzinger: Wir verbessern die europäische Zusammenarbeit in Forschung und Innovation

本文:

(2023年 11月15日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の表記発表の概要は以下のとおり)

連邦政府は本日、欧州研究圏(ERA)に関する国家行動計画を閣議決定した。これはBMBFが中心となって策定したものである。

シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は、次のように述べた:

「時代の課題に対して、欧州として対応する際の鍵となるのが、欧州の研究者間の国境を越えた協働である。ERAに関する国家行動計画により、研究とイノベーションにおける欧州との協働状態を改善する。行動計画の目標を達成するため、「研究とイノベーションのための未来戦略」の6つの行動分野に関わる以下の3つのガイドラインに沿って実行する。
② 研究から実践への橋渡しの強化
②欧州の流動性と優れた研究連携の促進・強化
③自由で同じ価値観に基づく国際協力へのコミットメント
このようにして、ERAが真に競争力のある「知識の国内市場(Binnenmarkt für Wissen)」となるよう貢献したいと考えている。そうすることで、科学の拠点としてのドイツも強化されるのである」

2000年以来、ERAの実現は、欧州の研究・イノベーション政策の方向性に関する中心的な政治的指針の一つであり、EU(欧州連合)加盟国と欧州委員会の共通の課題である。2021年の「欧州研究・イノベーション協定」の締結を持って、EU加盟国と欧州委員会は、欧州における研究とイノベーションに関する共通の優先事項、価値観、原則に合意した。この行動計画は、同協定および連邦政府の「研究とイノベーションのための未来戦略」に直結しており、BMBFが2022年末から2023初めにかけて、連邦各州と協力して行った研究とイノベーションのステークホルダーとの包括的な協議プロセスの成果である。

[DW編集局]